1. なぜカフェインを控えるべきことがあるのか
カフェインは眠気覚ましや集中力アップに役立つ反面、不眠・動悸・胃の不快感などを引き起こすことがあります。特に以下の方は注意が必要です。
- 夜眠れない、途中で目が覚めやすい方
- 妊娠・授乳中の方(胎児や乳児にも影響が及ぶ可能性)
- 不整脈や高血圧の持病がある方
- 胃酸過多や胃潰瘍のある方
医学的には、成人の安全なカフェイン摂取量は1日400mgまで(コーヒー約3〜4杯分)とされますが、敏感な人はそれ以下でも症状が出ることがあります。
2. 医師おすすめ・カフェインレスのお茶5選
① ルイボスティー
南アフリカ原産。カフェインゼロで、抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富。肌や血管の老化予防にも期待できます。クセが少なく飲みやすいので、毎日の常備茶に◎。
② ハーブティー(カモミール)
リラックス効果のあるアピゲニンを含み、就寝前にぴったり。胃腸を穏やかにする作用もあります。キク科アレルギーがある方は注意。
③ 麦茶
夏の水分補給の定番。カフェインレスでミネラル(特にカリウム)が含まれ、熱中症予防にも役立ちます。温めても香ばしく美味しい。
④ ほうじ茶(カフェイン除去タイプ)
普通のほうじ茶は少量カフェインを含みますが、デカフェ加工されたタイプなら安心。香ばしい香りで食事にも合います。
⑤ 黒豆茶
ポリフェノールの一種アントシアニンが豊富で、血流改善や抗酸化作用が期待されます。香ばしい甘みがあり、冬場にもおすすめ。
3. カフェインレスでも注意したいこと
- ハーブティーは薬との相互作用がある場合あり(例:セントジョーンズワートと抗うつ薬)
- 糖分入りのティーバッグや粉末は血糖値管理に注意
- 一度に大量に飲むと、どのお茶でも胃が緩くなることがある
まとめ
カフェインレスのお茶は、体質やライフステージに合わせて上手に取り入れることで、睡眠の質や体調をサポートしてくれます。
「寝る前でも安心」「お子さんと一緒に飲める」という安心感は、日常の小さなストレスを減らす一歩にもなります。